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アニメデスノート最終回「新世界」 [デスノ的]

あの「沈黙」の25話以降、ふたたび大人の一視聴者に戻って
魅上照の危険な美形ぶり、ステキな壊れっぷりを
楽しんでいたわけですが、やはり最終回は語らないと。
原作からしてまだやることはたくさん?残ってるっぽいのにあと一話、
どーなる、Lの時同様オリジナル要素は入るのか?と
注目わくわくしながら見ました。
以後長いよ!(笑)

最初は原作に沿いつつも、第二部アニメの基本的な作りで、
原作にあるメインの理屈のみで展開→補完の理屈は全部割愛
→決定的な決めどころを美しい絵で見せてく流れ。
原作同様、月と照とが偶然同じことをしたため、
月の偽ノートトリックがバレてしまうという、推理というより
運に助けられてニアは月に勝つわけですが、
運を引き寄せたのはメロだった。んで
「(メロと)二人ならLを越せる」
「いま、私たちは、Lが破れたキラに確たる証拠をつきつけている!」とニア。
「そうだ、僕はキラ、そして新世界の神だ」と月がかえし、
自分の正義確信した演説。
声優さんすばらしい演技です、藤原月にも負けません。
しかしニアははっきり月の信じる正義を否定し、
ずっと月の味方だった松田も、父親を死においやったことを
「バカを見た」と言った月に激昂、月を撃ち、月は重傷を負う。
「終わりましたね……」とレスターがつぶやく、
ここまではほぼ原作どおり。
途中「そうして、何人の人間を殺してきたのか……」と
ニアが言うとき、彼が顔を伏せ、表情を見せず、
かわりにLのお面の顔が横にあるのは、やっぱり、そういう意味ですよね。
「夜神月、あなたがキラです」
この一言を月に言うのはLであってほしい!という
願いに応える演出?とか勝手に思ってちょっと嬉しい。
そして、とうとう決定的に追いつめられ崩壊する月を
目の当たりにして、先に崩壊したのは照でした。
深夜にしたってきついんじゃねーのみたいな
すごい変顔しまくりのあげく、ぶしゃあああー!と
みずからの指を引きちぎり?全身血まみれになって死亡。
これって具体的になんで死んだか普通に見てるとわからないけど、
つまり「発狂死」ってことでいいんですよね?
原作では、照の死は、月が死んだあと獄中で、と言われてますが、
アニメはここで。でもそれでよし! プロローグキターと思って見てたら、
月が、ふらふらと倉庫を出て! 
きゃああーそれよその展開を待っていたのよいえ月が逃げて
どうのとかじゃなく、アニメだけの物語の結末ね。
うううう
ここからあの25話の続きなのです。と確信して見るわけです。
まず、前回からずっと感激してるんですが、
背景である工場地帯がとても美しく、味わいあるの。
あの場所(たぶん京浜工業地帯)の魅力は、知っている人なら
いまさら語るまでもなく承知でしょうが、いつ行っても、
不思議な非現実感と美しい無駄のなさ、
道の片隅に散らばったままの工業部品やコンビナートの上の
抜けた空なんかが、いちいち萌えさせてくれるんですよね。
そこを走る月なんて見たらたまらん。
だけど月はどこへ何を目指して進んでいるのかもう語られない。
デスノートを手にする前の月、優秀だったが、退屈していた、
そして純粋な少年だった月の姿が夕暮れのなかでフラッシュバックし、
やがて、いまと、過去の月がすれ違う。
死神リュークは高い塔の上から月を見おろし、お前の負けだ、
ここで死ね、とほとんど原作どおりの台詞を言って、月の名前をノートに書く。
でも、原作のリュークとは、同じ台詞を言っても受け取る印象が違います。
原作では、月の不様さにこりゃダメだとドライなリュークらしく
言うわけですが、アニメだと、感傷はないけど粋な別れを相棒に告げ、
月自身にも粋に終われと、死に場を与えているようにも見える。
カッコイイ……
その時、月は、どことも知れない建物のなかの、
どこへ続くかわからない階段にいて、窓から差し込む夕暮れ時の光を見て、
やはり、もう何も語らない。
ミサが25話と同じ服を着て、電車に乗り、次に高い建物の屋上にいる。
ここ、Lが建てた捜査本部のビルだよね。
背景にあるものが同じだもん。
エンドロール。ここで来ちゃったよ。
まさに終わりを迎えようという月の、
最期のうつろな視線の向こうに、
うわあああああーんえるがえるがLがああああーっ……
「くわっ」とか搾られるみたいに身を折ってしまった。うう
Lの顔は、でも、私ら視聴者にも見えない。
月にしか、そのLは見えないんだね。
デスノ世界のルールでいえばあれは月の見た幻影だけど、
幻影だろうとLがそこにいてくれただけでもう何もいらん。
月がLに看取られあるいは迎えられて逝くことを望んだ、
あるいは知らず選んだなら充分です。
Lの最期とほぼ同じ形で、月は目を閉じ、世界は終わり、
夕暮れはやがて夜になり死神のいる空に白く浮かぶ月。
アニメの符丁による夜神月。

すばらしいいいい
どうなのこのいろんなこと全部無視してやるだけやっちまったエンディング
美しすぎる。
理屈とか話の結末とか誰がどうしたとかそんなじゃなくて、こういう、
フィクションだけのフィクションな世界へ行き着くために
フィクションはあるんだと思うんですよ。
でもずっとこれとか最初からこれだと快楽より先に苦痛がくるから
(作るほうも受け取るほうもそうなるから)
ここと25話だけやってる形もいいと思う。
最終回、25話の直後に録画しといて、リアルタイムで最終回見たあと
25話と続けて見たわけですが、そうしたら25話がさらに味わい深かった。
「生まれてから、一度でも本当のことを言ったことがあるんですか」と
あの日、屋上で問いかけたLへの、月の本当の答えが、
最終回の最期の月の目のなかにある気がしたよ。うっ泣ける
どっちもアニメにしかないものだけど、
この場面で、私はアニメデスノずっと見てきてよかったと思った。
スタッフの皆様、キャストの皆様
ほんと楽しませていただきましたありがとうございましたと片隅から。

原作、アニメ、映画と全部違う結末が呈示されたわけですが、
どれも、それぞれの媒体と内容にふさわしい結末でよかったなー。
満足した。
「L」のスピンオフも来年のいつかわからないけど絶対見たいよ
実写映画、アニメ、小説と、これまでデスノのメディアミックスは
全部成功してると思うので(ゲームはプレイしてないけど)、
次もぜひいいものを見たいです。

私も仕事がんばろうっと
いつも最後にこう書くのは、書かないと、こんなに長い文章書くより
仕事で書くべきものあるよねというモラルの声に負けるからです(笑)


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コメント 4

すごくいい文章でした。
DEATH NOTEは名作です。
by (2007-06-28 01:13) 

はじめまして、ここまで深く考え見てませんでしたが、絵柄・描写とも最高のアニメでした!!
by (2007-06-28 20:16) 

ミント

私は原作通りの無様な最期を望んでいました。
救われなければいけないのは,粧祐のほうです。
by ミント (2007-07-04 11:17) 

清水マリコ

コメントありがとうございます。

>三天寺さん
デスノートは名作ですね!
こんなに熱心に漫画やアニメを見たのは久しぶりです。

>Gockyさん
はじめまして。私もデスノアニメの第一回を見て「すごすぎる」と思ってからずっと見てました。終わり方もとってもよかったです!

>ミントさん
私は原作の月の最期はあれしかないと思うくらいに納得しています。アニメの月の最期にもアニメの結末として納得してます。
粧祐はどちらも可哀想でしたね。
by 清水マリコ (2007-07-05 03:03) 

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